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HOME > 本・書籍 > 科学的な外国語学習法―日本人のための最も効率のよい学び方
科学的な外国語学習法―日本人のための最も効率のよい学び方
日本人のためのフランス語
外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)
超速&確実!ケリー伊藤式「声を出す」英語上達法 (別冊宝島 (666))
より良い外国語学習法を求めて―外国語学習成功者の研究
語学で身を立てる (集英社新書)
おすすめ度:
外国語学習メソッドの良書です
最近の怪しい英語学習書やセンテンスの丸暗記による学習では身に付かない真の外国語学習について書かれた良書です。
筆者のメソッドは、外国語学習では不可欠なアプローチであり、これ以外の方法で外国語を学習すると1つの言語でも一生かかってもマスターできません。
外国語を数ヶ国語マスターしている方がいますが、どの方も佐伯氏と同様なアプローチを述べています。そして、発音と文法を大変重視しています。
今までで一番まともな外国語学習法の本
今までで色々な外国語習得の本を読んできました。
その中で一番まともな外国語学習法の本だと思います。
文章(文体)がやや乱暴な口調になっているのが唯一惜しまれますが、
言っていることは真っ当なことだと思います。
多分、このような学習は理想としては正しいのですが、それを現実に実行するには
「時間」と「お金」が掛かるからでしょうし、相当な覚悟と努力が必要だということです。
我々、社会人は時間がないので、どうしても「英語は勉強しなくてもできる」だとか、
「英語は度胸だ」などという、非科学的なことでもそれを受け入れて、安直な本を手にして
しまうようです。
本を売る方も、英語を教える方もビジネスとしては「日本人は英語が得意になっては困る」
というわけです。まるで、ダイエット商品のようだと思いませんか?
とにかく、「本気で本物の語学力をつけたい」人は是非読んで、これを実行して欲しい。
若い(まだ脳の柔らかい)、やる気のある学生さん向けです。
現実には難しいかな・・・
佐伯氏が提唱する方法にも一理ある、そして、美しい発音や流暢に話す為には効果的かもしれないが、語学を学ぶ人の殆どがそれほどにレベルを求めていないならば、この方法ではかなりきついような気がする。
やはり語学習得の一番の近道は「必要に迫られること」だと私は思う。そして王道はない、若干楽な道はあるかもしれないが、
この本は高レベルに語学を真剣に身に着けたい人向き。
理論と実践法を知るための貴重な書
本書では,著者が実際に学習したり,指導した経験のある英語,フランス語,ドイツ語の学習方法を中心に書かれていますが,これらの言語はもちろんのこと,他の外国語の習得にも大いに参考になることと思います。
音声付きの教材で外国語を学習されている方も多いと思いますが,その際,安易に最初からテキストの文字を見ながら音声を聴いてしまうのではなく,正に急がば回れで,テキストを見ずに最低でも30〜50回音声を徹底的に聴き込んだり,聴き取れた箇所を声に出す練習をした上で,初めて聴き取れなかった箇所をテキストで確認するという順番に切り替えるだけでも,大きな効果があるはずです。
フランス語を学習中の方には,幸い同じ著者による「日本人のためのフランス語」という書籍が今でも販売されていますし,最近になってようやく同書に対応したCDも別売で出版されました。価格が少々高いのが難点ですが,著者の理論を実践する上では最適の内容ですので,興味のある方は参考にされてはいかがかと思います。
なお,文字や母国語に頼らず,ひたすら音声を聴き込むという点では,数年前話題になった「英語は絶対に勉強するな」という本に紹介されている方法と,かなり共通点が多いようにも思います。ただし,本書では文法の習得を重要視している点が大きな違いかと思います。大人になってから学習する以上,文法を重要視して学習するのは非常に効率がいいと思いますので,著者の方針には大いに賛同できます。
これは本物。教育者にこそ理解していただきたい。
10年以上前の一時期ピークで910点までTOEICを伸ばしたことがある。思い返してみると、いつのまにか本書の方法論と同様の方法で勉強していた。本書を知ったのは1年ほど前であるが、この方法論が有効であることは自らの体験から実感できる。
最近、個人的には必要に迫られて中国語を学習している。欧州言語でないので、本書のメソードのすべてが使えるわけではないが、多くを転用/応用させていただいている。(日本人の場合、目から入るとどうしても漢字が「日本語回路」に入ってしまって「中国語回路」の動作のジャマをするので、本書の音優先の考え方は非常に有効だと思う。お茶大の相原先生も「音から漢字を介さずに意味が浮かんでくれば本物」と言っているが、同じことと思われる。)
中国語の学校に通ってみて感じるのは、日本人に染み付いている外国語教育の常識のズレは、本書出版後10年以上経った今も健在ということである。語学学校の場合、実はむしろ生徒の方がメソードについていけていない。(佐伯先生が本書内で述べている通り、本メソードはまったく独自なものではなく、海外での常識を日本人向けにアレンジしたものであるので、この状況は理解できる。)
佐伯先生の逝去により、残念ながら先生本人によるメソッドの普及と進化は望めない状況になってしまった。願わくば、外国語教育に携わる教育者にこそ、本書の考え方の本質を理解していただきたい。そして学校教育をなんとか改善していただくと共に、本方法論を更に発展させていただければと思う。


