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HOME > 本・書籍 > 秘密 (文春文庫)
秘密 (文春文庫)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
(夫婦愛+家族愛+恋愛)÷決断=?
(2009-01-06)
結末は悲しい結末。
それも、青春時代の恋愛のような青臭い、そしてほろ苦さも感じる「失恋」に近い感覚を覚えた。
事故死したと思われた妻が娘の体を借りて生きるところから始まる。互いに娘の将来を考えながら、複雑な状況の中で新しい生活を育んでいく。
夫婦の愛は永遠と思われたそのときに、夫婦間の将来が娘の将来への障壁となる。そしてまた別れが訪れる。
男目線で読んだ私は冒頭の通り、夫目線での悲しい感覚が先走った。しかし最後の決断をした妻の行動にも、文面では読み取れない深い複雑な葛藤があったと思われる。さらにこの妻の「妻」「母親」「娘」「女」のそれぞれの立場を同時に歩んできた生き方に決別したことには、「母親」と「娘」の立場で選択したと思いたいが、一方で「女」としての選択も内包していたのではと思わせるところに、女性の目線での意見が聞きたいと感じた。そして、この先どうなったのかが非常に知りたくなる作品である。
私の妻は女性目線でどう思うのか率直に聞きたいと思い、すぐに薦めました。またレビューをします。
切ない
(2009-01-04)
男性と女性で意見の別れるお話ではないでしょうか。ただ、あまりに切ない。読み終わると胸が締め付けられるような感じ。娘の意識が妻。二人の葛藤が、特に平介の苦しさが強く描かれていると思います。本当に直子は消えたのか…
さすがだと思う。
(2008-12-20)
皆さんのレビューを見てて自分は感覚が違うのかと思いました。最後にバレてしまうきっかけになった指輪の件ですが、あれは直子の平介に対する愛の証だと思います。平介があの懐中時計さえ受け取っていなければ、バレなかったのでは?。そうなった時一番辛いのは直子自身になる筈です。藻奈美の意識が戻って無事に嫁いでハッピーエンドなんて結末を誰が東野圭吾に期待するのでしょうか?確かに切なすぎる結末ですが、私は流石東野圭吾と思います。文句なく☆5つです!
う〜ん、どうでしょう。
(2008-12-20)
東野圭吾の本はほとんど読んでいますが、
この本もその中でも良作だと思います。
読んで損はないでしょう。
非常に泣けるシーンもあります。
ただ、どうしてもお父さんに感情移入してしまい、
最後はどうしてもやるせない気持ちになりました。
最後の秘密は個人の発想にお任せと言う感じでしたが・・・
う〜ん、思い出しただけでもモヤモヤする。(笑)
ラストだけではない多くちりばめられた“秘密”
(2008-12-19)
読む前にまず必ず荒井由実の“翳りのある部屋”を用意して下さい。
男性の方は平助に感情移入しすぎるでしょうし、ロジカルに考える傾向
があって、ずいぶんと損な読み方がされている方が多いようです。
特殊な事態が発生したのですから、実は直子が本来は一瞬で消えてしまう
ことや、藻奈美の肉体でさえも突然助かったかに見えて死んでしまうこと
も起こりうる事ですが、人間は常に都合の良いようにしか楽観的な考えを
もたない傾向が、この夫婦にもみられます。
結論を言ってしまえば、一般世間で『愛する』と言うと、ともすれば「お前は
俺のものだ」と実は自己の満足を求めるだけの結果になっている事が少なく
ありませんが、「愛するその人が一番幸福になれる選択をする」事の重要さ、
しかし、そこに気付いた時の行動は、殆ど自分にとって認めがたい勇気と、失う
ものの大きさの覚悟が必要である。この点ではないかと思います。
これは自己犠牲とは違います。自分の献身さや内助で出世した主人を自分の
事のように幸福に感じることが出来る妻のような崇高な境涯といえるでしょう。
作者はこの物語で、とどのつまりはここを伝えたかったのだと感じました。
男性に多い独善的な愛と女性に多い献身的な愛の傾向性の違いとも言えます。
森村誠一をして「『放課後』は世界に出しても恥ずかしくない傑作」と言わ
しめた東野圭吾。ミステリーの構造を幅一杯をつかった『手紙』と同様、
ミステリーの魅力的な構造をこの『秘密』で間違いなく堪能できます。これが
東野圭吾作品の醍醐味と言える作品です。
女性の方のほうが感性に任せて読めるので読後感は感動の涙を流されるのでは
ないでしょうか。
私もラスト60ページから終わりまで涙っ放しでした。
おすすめ度:
(夫婦愛+家族愛+恋愛)÷決断=?
結末は悲しい結末。
それも、青春時代の恋愛のような青臭い、そしてほろ苦さも感じる「失恋」に近い感覚を覚えた。
事故死したと思われた妻が娘の体を借りて生きるところから始まる。互いに娘の将来を考えながら、複雑な状況の中で新しい生活を育んでいく。
夫婦の愛は永遠と思われたそのときに、夫婦間の将来が娘の将来への障壁となる。そしてまた別れが訪れる。
男目線で読んだ私は冒頭の通り、夫目線での悲しい感覚が先走った。しかし最後の決断をした妻の行動にも、文面では読み取れない深い複雑な葛藤があったと思われる。さらにこの妻の「妻」「母親」「娘」「女」のそれぞれの立場を同時に歩んできた生き方に決別したことには、「母親」と「娘」の立場で選択したと思いたいが、一方で「女」としての選択も内包していたのではと思わせるところに、女性の目線での意見が聞きたいと感じた。そして、この先どうなったのかが非常に知りたくなる作品である。
私の妻は女性目線でどう思うのか率直に聞きたいと思い、すぐに薦めました。またレビューをします。
切ない
男性と女性で意見の別れるお話ではないでしょうか。ただ、あまりに切ない。読み終わると胸が締め付けられるような感じ。娘の意識が妻。二人の葛藤が、特に平介の苦しさが強く描かれていると思います。本当に直子は消えたのか…
さすがだと思う。
皆さんのレビューを見てて自分は感覚が違うのかと思いました。最後にバレてしまうきっかけになった指輪の件ですが、あれは直子の平介に対する愛の証だと思います。平介があの懐中時計さえ受け取っていなければ、バレなかったのでは?。そうなった時一番辛いのは直子自身になる筈です。藻奈美の意識が戻って無事に嫁いでハッピーエンドなんて結末を誰が東野圭吾に期待するのでしょうか?確かに切なすぎる結末ですが、私は流石東野圭吾と思います。文句なく☆5つです!
う〜ん、どうでしょう。
東野圭吾の本はほとんど読んでいますが、
この本もその中でも良作だと思います。
読んで損はないでしょう。
非常に泣けるシーンもあります。
ただ、どうしてもお父さんに感情移入してしまい、
最後はどうしてもやるせない気持ちになりました。
最後の秘密は個人の発想にお任せと言う感じでしたが・・・
う〜ん、思い出しただけでもモヤモヤする。(笑)
ラストだけではない多くちりばめられた“秘密”
読む前にまず必ず荒井由実の“翳りのある部屋”を用意して下さい。
男性の方は平助に感情移入しすぎるでしょうし、ロジカルに考える傾向
があって、ずいぶんと損な読み方がされている方が多いようです。
特殊な事態が発生したのですから、実は直子が本来は一瞬で消えてしまう
ことや、藻奈美の肉体でさえも突然助かったかに見えて死んでしまうこと
も起こりうる事ですが、人間は常に都合の良いようにしか楽観的な考えを
もたない傾向が、この夫婦にもみられます。
結論を言ってしまえば、一般世間で『愛する』と言うと、ともすれば「お前は
俺のものだ」と実は自己の満足を求めるだけの結果になっている事が少なく
ありませんが、「愛するその人が一番幸福になれる選択をする」事の重要さ、
しかし、そこに気付いた時の行動は、殆ど自分にとって認めがたい勇気と、失う
ものの大きさの覚悟が必要である。この点ではないかと思います。
これは自己犠牲とは違います。自分の献身さや内助で出世した主人を自分の
事のように幸福に感じることが出来る妻のような崇高な境涯といえるでしょう。
作者はこの物語で、とどのつまりはここを伝えたかったのだと感じました。
男性に多い独善的な愛と女性に多い献身的な愛の傾向性の違いとも言えます。
森村誠一をして「『放課後』は世界に出しても恥ずかしくない傑作」と言わ
しめた東野圭吾。ミステリーの構造を幅一杯をつかった『手紙』と同様、
ミステリーの魅力的な構造をこの『秘密』で間違いなく堪能できます。これが
東野圭吾作品の醍醐味と言える作品です。
女性の方のほうが感性に任せて読めるので読後感は感動の涙を流されるのでは
ないでしょうか。
私もラスト60ページから終わりまで涙っ放しでした。


