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HOME > CD > 戦後の光と影~ちあきなおみ、瓦礫の中から
戦後の光と影~ちあきなおみ、瓦礫の中から
戦後の光と影~ちあきなおみ、瓦礫の中から
西條八十(その他)
石本美由起(その他)
野村俊夫(その他)
大高ひさを(その他)
東辰三(その他)
菊田一夫(その他)
清水みのる(その他)
高田弘(その他)
コロムビアミュージックエンタテインメント
グループ:Music /ランキング:85510
価格:¥ 1,995
発売日:2005-04-20 /通常24時間以内に発送
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価格:¥ 1,995
発売日:2005-04-20 /通常24時間以内に発送
曲目リスト
1.カスバの女
2.どうせ拾った恋だもの
3.泪の乾杯
4.君待てども
5.雨のオランダ坂
6.悲しき竹笛
7.星の流れに
8.フランチェスカの鐘
9.逢いたかったぜ
10.かりそめの唇
11.渡り鳥いつ帰る
12.東京無情
1.カスバの女
2.どうせ拾った恋だもの
3.泪の乾杯
4.君待てども
5.雨のオランダ坂
6.悲しき竹笛
7.星の流れに
8.フランチェスカの鐘
9.逢いたかったぜ
10.かりそめの唇
11.渡り鳥いつ帰る
12.東京無情
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
戦後の日本を映し出す「ちあきなおみ」の稀有な歌唱力
(2007-01-07)
歌手ちあきなおみのCDアルバム「戦後の光と影」は、1970年代にレコードとして発売されたアルバムの復刻盤です。最近のブームに乗って,ちあきなおみの当時のアルバムが何点か復刻されましたが、その中の1枚です。
副題に「ちあきなおみ、瓦礫の中から」とあるように、元のオリジナルレコード発売時期はまちまちですが、“日本の戦後”をテーマにした曲を集めカヴァーしたものです。
ちあきなおみという歌手は、歌が上手いのは論を俟たない。加えて演歌からジャズ、シャンソン、ラテン、ポルトガルのファドなど幅広いジャンルの曲を歌いこなす歌唱力を持った、稀有な歌手です。
従ってどのようなアレンジの曲でも対応できる、これがちあきの強みです。
このアルバムでも、どの曲を聴いても実に上手い。恐らくは「フランチェスカの鐘」(オリジナル歌手は二葉あき子)を除けば、歌唱力でいずれもオリジナルを上回っているでしょう。
しかしこうしたテーマのあるアルバムでは、歌唱力だけが求められるのではない、何より“戦後の空気”をいかに表現できるかが最も重要な要件です。
ちあきは戦後生まれですが、小さい時から米軍キャンプをまわっていた経験があるせいでしょうか、その“戦後の空気”を見事に表現しています。じっと聴いていると、こみ上げてくるような懐かしさを感じてきます。
もう一つちあきの特長をあげれば、男歌が上手いことです。
このアルバムでも、「泪の乾杯」(竹山逸郎)や「逢いたかったぜ」(岡晴夫)を、ちあきは自家薬篭中のものとしています。
「黒い情念」の世界を描くのが得意のちあきの、別の一面を見せてくれるアルバムです。
この当時の歌を聴いていると、歌詞に生活感、リアリティーが感じられます。
「あなたも私も買われた命 恋して見たとて一夜の火花」(カスバの女)、「飢えて今ごろ妹はどこに 一目逢いたいお母さん」(星の流れに)、「夢が欲しさに小雨の路地で 泣いたあの日が懐かしい」(逢いたかったぜ)などなどなどです。
一つだけこのアルバムに不満を言わせて貰えば、選曲です。
戦後というテーマであれば、初代コロムビア・ローズの歌が3曲入っているのは、いささかバランスを欠いています。
代りに「夜のプラットホーム」を入れて欲しかった。服部良一メロディーを、ちあきがどう歌うのかを是非聴きたかった。
欲を言えばキリがありませんが、とにあれこのちあきなおみのアルバムは、戦後の日本を再現させた記念碑的作品です。
名曲は名歌唱あってのものであることの証
(2005-04-23)
この4月20日に揃って復刻されたオリジナルアルバム4点の中の一つが、この『戦後の光と影〜ちあきなおみ、瓦礫の中から』(1975.11.25)です。
その帯に“戦後の荒廃した世相の中で歌われ、今なお歌いつがれている名曲を、ちあきなおみの、ひしひしと胸を打つ名歌唱でお楽しみ下さい”とあるように、終戦の翌年の昭和21年から、“もはや戦後ではない”と言われた頃の昭和32年までに流行した、昭和歌謡史に残る名曲の数々(20年代のものが6曲、30年代のものが6曲)を、ちあきなおみがカヴァーしています。
おすすめ度:
戦後の日本を映し出す「ちあきなおみ」の稀有な歌唱力
歌手ちあきなおみのCDアルバム「戦後の光と影」は、1970年代にレコードとして発売されたアルバムの復刻盤です。最近のブームに乗って,ちあきなおみの当時のアルバムが何点か復刻されましたが、その中の1枚です。
副題に「ちあきなおみ、瓦礫の中から」とあるように、元のオリジナルレコード発売時期はまちまちですが、“日本の戦後”をテーマにした曲を集めカヴァーしたものです。
ちあきなおみという歌手は、歌が上手いのは論を俟たない。加えて演歌からジャズ、シャンソン、ラテン、ポルトガルのファドなど幅広いジャンルの曲を歌いこなす歌唱力を持った、稀有な歌手です。
従ってどのようなアレンジの曲でも対応できる、これがちあきの強みです。
このアルバムでも、どの曲を聴いても実に上手い。恐らくは「フランチェスカの鐘」(オリジナル歌手は二葉あき子)を除けば、歌唱力でいずれもオリジナルを上回っているでしょう。
しかしこうしたテーマのあるアルバムでは、歌唱力だけが求められるのではない、何より“戦後の空気”をいかに表現できるかが最も重要な要件です。
ちあきは戦後生まれですが、小さい時から米軍キャンプをまわっていた経験があるせいでしょうか、その“戦後の空気”を見事に表現しています。じっと聴いていると、こみ上げてくるような懐かしさを感じてきます。
もう一つちあきの特長をあげれば、男歌が上手いことです。
このアルバムでも、「泪の乾杯」(竹山逸郎)や「逢いたかったぜ」(岡晴夫)を、ちあきは自家薬篭中のものとしています。
「黒い情念」の世界を描くのが得意のちあきの、別の一面を見せてくれるアルバムです。
この当時の歌を聴いていると、歌詞に生活感、リアリティーが感じられます。
「あなたも私も買われた命 恋して見たとて一夜の火花」(カスバの女)、「飢えて今ごろ妹はどこに 一目逢いたいお母さん」(星の流れに)、「夢が欲しさに小雨の路地で 泣いたあの日が懐かしい」(逢いたかったぜ)などなどなどです。
一つだけこのアルバムに不満を言わせて貰えば、選曲です。
戦後というテーマであれば、初代コロムビア・ローズの歌が3曲入っているのは、いささかバランスを欠いています。
代りに「夜のプラットホーム」を入れて欲しかった。服部良一メロディーを、ちあきがどう歌うのかを是非聴きたかった。
欲を言えばキリがありませんが、とにあれこのちあきなおみのアルバムは、戦後の日本を再現させた記念碑的作品です。
名曲は名歌唱あってのものであることの証
この4月20日に揃って復刻されたオリジナルアルバム4点の中の一つが、この『戦後の光と影〜ちあきなおみ、瓦礫の中から』(1975.11.25)です。
その帯に“戦後の荒廃した世相の中で歌われ、今なお歌いつがれている名曲を、ちあきなおみの、ひしひしと胸を打つ名歌唱でお楽しみ下さい”とあるように、終戦の翌年の昭和21年から、“もはや戦後ではない”と言われた頃の昭和32年までに流行した、昭和歌謡史に残る名曲の数々(20年代のものが6曲、30年代のものが6曲)を、ちあきなおみがカヴァーしています。
全ての編曲を、「喝采」、「劇場」、「夜間飛行」、「あいつと私」などの編曲を手がけた高田弘が担当しています。ですから、ちあきなおみの歌声と相俟って、いずれの曲も、原曲の味を損なうことなく、メリハリの効いた、しゃれた歌に生まれ変わっています。
ボサノバ・アレンジの「どうせ拾った恋だもの」を『もうひとりの私』(昨年10月に復刻)のものと聴き比べてみるのも一興です。
どれもこれも素晴らしいので、後は好みの問題ということになりますが、私の場合は、「泪の乾杯」、「悲しき竹笛」、「フランチェスカの鐘」、「東京無情」が特に気に入っています。
偶然なのかもしれませんが、このアルバムが制作されたのが戦後30年目、そして今回の復刻が戦後60年目に当たります。その間、実に30年という歳月が流れたことになりますが、そういったことなど全く感じさせることのない、瑞々しさに満ち溢れた名歌唱満載のアルバムです。コロンビア時代の名盤の一つであることは確かです。


